パナマ クアトロ・カミノス農園 カツアイ種

パナマコーヒーはエスメラルダ ゲイシャの活躍によって一躍注目されることとなり、スペシャリティーコーヒー業界を牽引する国となった.

そして、パナマテロワールは非常に優れており標高がそれほど高くない地域(1350m以上)であっても香味は良い場合が見られる.

ところで、先日入荷した「パナマ クアトロ・カミノス農園 カツアイ種」は焙煎アプローチが非常に難しく、13分手前で2ハゼに入れた場合、香味が明確にならずボヤけた.
しかし、12分で2ハゼに入れた場合ははっきりとした香味で酸はシトラス系のものがでた.
焙煎時間が短いので、香味がはっきりするというのは当たり前かもしれないが、新たに焙煎の深さを知ることができた.

エスメラルダ ゲイシャを初めて飲んだ時はとにかく華やかで、とてつもなく優れたクリーンカップ.2004年当時に衝撃が走ったのも納得がいく.
しかし、おそらくイルガチェフェショックやケニアショックを影で見ていた人からすればそうでも無い事件だったのかもしれないが.

話が逸れたので、パナマの話を.

これからはパナマコーヒーのゲイシャ以外の品種が注目される時代に入っていくだろうと思われる.
それがこういったカツアイ種やその他品種であろう.

そして自分で焙煎するからこそ知ることが出来る、豆のポテンシャルの良さをじっくりと味わっていきたい.